歌舞伎・中村勘三郎 死去

歌舞伎の中村勘三郎さんが亡くなりました。
急性呼吸窮迫症候群のためで、57歳でした。

中村勘三郎さんは、昭和34年に3歳で
5代目・中村勘九郎を襲名。
歌舞伎界きっての人気俳優として、立役から女方まで
様々な役柄をこなしました。
平成17年、江戸時代から続く大名跡・中村勘三郎を襲名。
江戸時代末期に浅草にあった『平成中村座』という
芝居小屋を復活させたり
アメリカ・ニューヨークで平成中村座の公演を実現させ
海外での歌舞伎文化の浸透に貢献するなど
歌舞伎の魅力を幅広い世代に伝える活動に力を入れていました。

中村勘三郎さんは、歌舞伎だけにとどまらず
テレビドラマ、バラエティー番組、トーク番組、CMなどにも
出演しました。
紅白歌合戦の白組の司会も務めました。

精力的に活動していた勘三郎さんでしたが
2010年12月に突発性難聴と診断され休養。
2011年9月から舞台復帰したものの
2012年6月に初期の食道がんが発見され
治療に専念していました。

復帰に向け、闘病していましたが
12月5日永眠となってしまいました。

ご冥福をお祈りいたします。


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